Nikon D3の衝撃2007年08月24日 11時18分04秒

カメラ好きの集まるサイトでは、昨日発表されたD3の話題で持ちきり。D3のスペックは大した事無いといった発言も散見されるが、キャノン党のひがみのよーに思えてしまう(^^)。Canon党の某有名サイトの管理人の「D3の登場は大歓迎」との発言からも、何となく微妙な心情が感じ取れたりもして(笑)。

正直言って、俺はキャノンというメーカがどーも好きになれん。20年近く一眼レフカメラを使ってきたけど、キャノンの製品には一貫した哲学というのが感じられず、またメーカにはカメラやそのユーザに対する愛情も薄いと思う。そんなの二の次でいいから、とにかく高性能なマシンが欲しいっていう人たちに受け入れられているんだと思う。

それを否定する気は無いんだけど、俺はどーしても受け入れられないのだから仕方が無い。'80年代にAF機の普及とともに最高の性能を求めて従来のマウントを捨てたキャノン、過去のレンズ資産との互換性を重視してマウントを継承したニコン、両社の考え方を象徴した判断だったと思う。

Nikon F4写真を撮る道具としての機能美、カメラブランドとしてのアイデンティティの継承、どちらもキャノンカメラには余り感じられない魅力。

初めてF4を見たとき、その美しさに思わず息をのんだ。飽きる事の無い機能美、俺はカメラという道具には美しくあって欲しいのだ。残念ながら俺はキャノンのカメラを美しいと思った事は無い。

俺が初めて一眼レフを買った頃、プロフェッショナルユーズといえばニコンだった。それがここ数年でプロユースのカメラはキャノンにシフトしてしまった。それはニコンがEOS 1Dシリーズに性能的に大きな差を付けられていたからだと思う。

そんな状況を作ってしまったニコンはメーカとして問題があったと思うが、だけどニコンを愛用していたカメラマンが簡単にキャノン党になるだろうか?11月にはEOS 1Dシリーズと同等、あるいはそれを上回る性能のカメラがニコンからリリースされる。この日を心待ちにしていた一人のニコンユーザとして、素直に喜びたいね。

それにしても今回の発表のタイミング、どうもキャノンのEOS 1Ds MkIIIの発表を待ってた節がある。なかなかやるな、ニコン。