U.L. ストレッチジャケット2014年10月01日 23時49分18秒

近所の公園のひまわり
海外出張の際にはかばんの中にコンパクトに収納できるフィールドジャケットを忍ばせている。夏場はNorth Faceのフィールドジャケットを持参し、冬場はパタゴニアのダウンセーターなどを持参。海外キャリアの国際線フライトは漏れなく寒いし、海外の空港は夏場でも寒いほどにエアコンが効いている。間違って半袖のポロシャツ一枚とかだと間違いなく風邪をひいてしまう。薄手のフィールドジャケットでも、上着があるのと無いのでは随分と違う。

先日、モンベルのウルトラライトストレッチジャケットを買った。カラーはガンメタル。生地が薄くて凄く着心地がいいんだけど、これが恐ろしくコンパクトに収納できる。今まで愛用していたNorth Faceのフィールドジャケットに比べて、体積も重量も1/3以下。これだけ小さくて軽いと、持ち運ぶのが苦にならない。

このウルトラライトストレッチジャケットは税込みでおよそ8000円。ハイテクジャケットの割にリーズナブルと思えるんだけど、それはパタゴニアとかに比べたらの話。世間一般的にはペラペラなのにえらく高いなっていう値段。まぁそのうちユニクロから3000円くらいで出てくると思うけど(笑)

アイドリング2014年10月02日 23時16分02秒

TODA スライドカムプーリー
バルブタイミングのオーバーラップを増やすと、アイドリングが不安定になってくる。オーバーラップってのは吸気バルブと排気バルブの両方が開いている時間のこと。これはシングルスロットルのエンジンに顕著に見られる現象で、オーバーラップを大きくしすぎるとエンジンをアイドリングさせるのが困難になる。チューニングカーで時々見かけるドロロ ドロロ ドロロとイッちゃってるアノ音。

シングルスロットルの場合、バルタイのオーバーラップを増やすとサージタンク内にエアが逆流してしまう。それが気筒間の吸気干渉を引き起こしてしまい、アイドリングが不安定になる。サージタンクを廃した4連スロットルやキャブ仕様のエンジンは気筒間の吸気干渉が起きづらいので、オーバーラップを増やしてもアイドリングは比較的安定している。

作用角の大きなカムを取り付けるとオーバーラップは大きくなる。作用角は同じでもIn側のバルタイを進めるかEx側のバルタイを遅らせるとオーバーラップは大きくなる。B6のノーマルエンジンのカムシャフトの作用角はIn 236度、Ex248度。バルタイは113-109でオーバーラップは20度となっている。B Specカムシャフトの作用角はIn,、Ex共に250度なので、バルタイ105-105でオーバーラップはノーマルの2倍の40度となる。

バルタイ設定2014年10月03日 23時54分12秒

momo Veloce
オーバーラップを増やすとトルクが十分に体感できたんだけど、その理由を考えてみた。バルタイはEx側を変えてもIn側ほど大きな変化は無いと聞いていたので、バルタイの調整に当たってはEx側のバルタイはあまり変えずにIn側のバルタイを変えていった。今のところいい感触を得ているバルタイは102-112、オーバーラップ36度。102-108オーバーラップ40のつもりだったけど、Ex側のスライドカムプーリーを回す方向を間違えていた為、実際は102-112だったことは前に書いたとおり(^^;

In側のバルタイを進めると、吸気バルブが早く開き始める(=オーバーラップが増える)。吸気バルブが早く開くと排気脈動を利用した混合気の吸い込み効果が高まり、シリンダー内の混合気の充填率が高くなる。多くの空気がシリンダー内に吸い込まれ、より多くのガソリンを燃やすことが出来るようになる。その結果、パワーアップするという訳。Exバルブは早く開けすぎると爆発の力を逃がすことになってしまうので、Ex側のバルタイはあまり進めないのも何となくイメージと一緒。

ただこのバルタイ設定だと、吸気側がかなり早めに閉まってしまう。B6ノーマルの吸気バルブは591度で閉まってるので、それよりも4度早く閉まっている。これでは十分に空気が吸えていないんぢゃなかろうか?
 EXカム(112) 123---248---373
 INカム(102)       337---462---587
 オーバーラップ36度

次はオーバーラップを変えずに全体的にバルタイを5度ずらした107-107の設定で、フィーリングがどのように変化するか試してみるつもり。吹け上がりとか鋭くなるのかな?それともあまり変化が感じられないんだろーか?
 EXカム(107) 128---253---378
 INカム(107)       342---467---592
 オーバーラップ36度