エコカー2015年05月29日 23時36分29秒

お目目
今のワカモノは新車でNDロードスターを買うことが出来る。世界レベルのカッコいいエクステリアデザインに、990kgの超軽量ボディ。理想のスポーツカーを追求して一から新開発されたNDロードスターを新車で買えるなんて凄く幸せなことだと思う。NDロードスターが250万円で買える日本はクルマ天国といっていいね、新車でNA6やR32スカイラインが買うことが出来た90年代前半に負けずとも劣らぬ恵まれた時代だと思う。

今はNDロードスターだけじゃなくて、コペンやS660のような軽スポーツもある。歴史的に見ても、軽自動車のピュアスポーツというのは珍しい。今はNA6が現役時代にビートやカプチーノが買えたのと似た状況だと思う。ただスポーツカーの販売台数の低迷もあってか、販売価格はかなり高くなっている。20年前から大卒新入社員の初任給はほとんど変わっていないので、相対的にスポーツカーは高くなっていると思う。

俺が新入社員なら間違い無くNDロードスターを買うんだけど、最近のワカモノはそうではないらしい。柴やんトコの若手社員は最近のワカモノにしては珍しく新車を買おうとしているらしいんだけど、欲しいクルマはカローラフィールダーハイブリッドなんだそう。この車の値段は2,474,182円と、NDロードスターのSとほぼ同じ。なんでスポーツカーじゃないんだろうね、それもカローラて。トヨタが好きならハチロクがあろうに。最近のワカモノにとってカッコいいのはスポーツカーではなくエコカーらしい。

実際街中にはエコカーが溢れ、駐車場にはプリウスだらけ。エコカー減税だとか、エコカーじゃないとクルマじゃないかのような扱い。古いというだけの理由で愛車の自動車税は15%増し。ニポン人のモッタイナイ精神はどこに行ったのか。10年もすれば廃棄バッテリーを量産するハイブリッドカーが本当にエコなのか?

一番エゴカーだと思うのが電気自動車。長距離走行をこなすために大容量のバッテリーを積んでいるんだけど、大半の電気自動車は街中オンリーで長距離なんて走らない。それなのに普段から重いバッテリーを無駄に運んでいる。長距離ツーリングはバッテリー残量との戦いで常に充電ステーションを意識しながらの走行。電気自動車は5年から10年でハイブリッドカーどころではない大量の廃棄バッテリーを生み出す。電気自動車に乗るのって偽善に思えて仕方ない今日この頃。

エコカー割引は年間走行距離で決めるべきだね。年間3000kmしか走らないマイロードスターはかなりイケてるエコカーだと思う(^^)