Nikon CoolPix P9002015年06月03日 23時20分42秒

結構面白い写真が撮れた(^^)
高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトディジタルカメラが売れているらしい。3月に発売された2000mm相当の超望遠ズームを搭載したニコンCoolPix P900は製造が追いつかず、品薄状態が続いてるんだそう。ボディはコンデジと呼ぶには躊躇するサイズで重量も899gと重量級ではあるけれど、2000mmの超望遠レンズだと思えばあり得ないほどコンパクト。

フィルムカメラ換算で2000mmといえば望遠鏡と言ってもいい焦点距離。肉眼で見えないものまでもが見えちゃうレベル。P900のボディは一眼レフのように大きいと言っても、それでもエントリー一眼レフに標準ズームを付けたくらいのサイズ。やっぱ1/2.3型と撮像素子が小さいのが効いているね、これがニコン1の1型撮像素子だと焦点距離2000mmといえば大砲レベルの望遠レンズになってると思う。

P900のズーム倍率はなんと83倍!これだけの超望遠になると三脚無しでは撮れないんぢゃないかと思うけど、手振れ補正機能が付いてるから頑張れば手持ちでも撮れちゃうんだろうか?幾ら望遠倍率を上げたところでレンズの解像度がともなっていなければ使い物にならないし、被写体が暗いとべた塗りの塗り絵みたいな絵になってしまう。ところが作例を見る限り、思いのほか画質がいいんだよね。コンデジと言えば片ボケや画像の流れが当たり前だったのに、ほんと技術の進歩って素晴らしいと思う。

これだけ撮れるなら野鳥撮影にはコンデジもありかなって思えてくる。そりゃフルサイズイメージセンサを積んだ一眼レフに大砲(超望遠レンズね)を付けた方が画質がいいのは間違い無いんだけど、シャッターのレスポンスさえよければP900も使えるんじゃないかと思う。そこまで極端じゃなくても、Nikon 1にアタプター付けて400mmクラスの望遠レンズと組み合わせれば、フルサイズ一眼レフ機では味わえない1000mmを超える超望遠の世界を体験することが出来てしまうんだよね。

気になる値段は価格コムの最安値ショップで7万円超と、コンデジとして考えるとかなり高価。一方エントリー一眼レフのレンズセットの価格で標準から超超望遠まで全てこれ1台でカバーできてしまうと思えば十分リーズナブルとも言える。だけど俺が7万円出すならGRを買うね。やっぱスペックを誇るコンデジよりも、高画質と使いやすさを追求したコンデジが欲しい。やっぱカメラはいい写真が撮れてナンボでしょ。

久しぶりに価格コムを覗いてみたら、GRも随分と安くなってるね、俺が初代GRDを買ったときと変わらない値段になってる。今も使ってるGRD IIIを買ったのが2010年の6月だったので、ちょうど丸5年。まさかGRD IIIをこれほど長く使うとは思ってなかった(^^;