アルファ ジュリア2015年06月30日 23時31分02秒

パープル
アルファロメオジュリアといえば60-70年代に生産されたイタリアを代表する名車の一つ。コンパクトなボディに当時最先端だったDOHCエンジンを積むジュリア、40年以上経った今見ても魅力的。中学時代の恩師がこのジュリアに乗っていた。身近にアルファロメオなんて乗ってる人いなかったからそれがどんなクルマなのか知らなかったけど、赤いアルファは小さくても存在感抜群だった。

そのクルマに乗っていた先生は両親がお金持ちで、お坊ちゃんだった。当時の田舎では珍しく海外旅行の経験もあって、今思えばちょっとだけ垢抜けていたように思う。そのアルファロメオは大学生の時に買ったクルマで、70年代のイタリア車だと言っていた。当時の俺からすると凄く古いクルマに見えたんだけど、1984年の話なのでせいぜい15年落ちとあまり古くなかったハズ。

先生は時々中学校に乗ってきてたんだけど、同級生の悪いヤツに釘で傷つけられて学校には乗ってこなくなった。俺は先生のアルファを見るのが好きだったから、傷を付けられて以来アルファを見れなくなったのが残念だった。今思えば1970年代にアルファロメオを買うなんて本当にお金持ちだったんだね、先生は今もあのアルファに乗ってるんだろーか?

そんなアルファのジュリアなんだけど、フラッグシップモデルとして40年ぶりに復活するんだそう。最近のアルファロメオはミトやジュリエッタのようなFFモデルを中心にラインナップしてたけど、ジュリアは古き良き時代のアルファと同じFRレイアウトを採用。ミッドシップレイアウトの4Cもあるけど、アルファは今後FRレイアウトの車種を増やしていく予定らしい。これは楽しみなニュースだね、アルファから目が離せない。

フラッグシップとなるジュリア クアドリフォリオにはフェラーリチューンのV型6気筒ガソリンターボエンジンがフロントに搭載される。パワーウェイトレシオは3.0kg/ps未満を達成するらしく、BMW Mシリーズに真っ向勝負のライバルとなる模様。70年代のジュリアとはデザインもコンセプトも全く違うけど、ジュリアを名乗らせるところにアルファの意気込みを感じる。

新しいジュリアのデザインはパッと見それほどカッコいいとは思わなかったんだけど、長めのフロントノーズに極端に短いリアオーバーハングはスポーツセダンらしくて悪くない。きっと実物は迫力があってカッコいいんだろうね、マイカーとしては購入対象にはなり得ないクルマだけど早く実物が見てみたい1台。