USB2016年04月17日 23時01分56秒

飛行機雲
USBを初めて知ったのは、SONY VAIO PCG-733だったと思う。PCG-733を買ったのは1998年なので、今からもう18年前の話。当時USBは新規格であまり普及していなくて、まだ対応機器も少なかった。マウスもキーボードと同じコネクタでつなぐのが一般的で、USBマウスなんて知らなかった。PCG-733用に初めて買ったポータブルHDDも、インタフェイスはUSBではなくPCカードだった。

当時の愛機CoolPix 600で撮った写真は、PCカードのCFアダプタを使ってデータを取り込んでいた。USBメモリーなんて無かったと思うし、CDやDVDドライブがUSBで繋がる日がくるなんて思いもしなかった。なのでPCG-733はUSB端子を装備はしていたけど、ほとんど使ってなかったんだよね。当時からVAIOは時代を先取りしていたんだなって思う。初めて使ったのはマイクロソフトのUSBマウスだったと思うけど、いつの頃だったかな?

まさかUSBがここまで普及するとはねぇ。カーステレオから光学ドライブが無くなり、代わりにUSB端子を装備する時代。最近はUSBの電源供給機能を生かし、充電のためのインタフェイスとしてもデファクトスタンダード化してきた。飛行機のシートにもUSB端子が備わっていて、スマホやPS Vitaのような携帯機器の充電が出来て便利。

USB端子最大の弱点ともいえるのが、端子の持つ方向性。当たり前のようにプラグの向きを確認してるけど、よく考えると家電の電源プラグには方向性はない。どちらの向きでも差し込めるんだよね、これぞユニバーサルデザイン。携帯端末の端子は直流電源を扱うので、方向性を持たせた方がデザイン(製作)し易いのは分かる。だけど使う人にはそんな事は関係がないんだよね。

両親にiPadを買った際、Appleが採用したLitening端子を見て衝撃を受けたんだよね。端末に方向性の無い端子を採用することが悲願だったというから、Appleって本当に凄い会社だなって思った。マイクロUSBなんてあの小ささで方向性があるのはどうかと思うよね。70を過ぎた爺さんが方向を確認してプラグを挿せるとは思えないもんね。高齢者向けのタブレットは、端子の規格だけで事実上のiPad一択だと思う。

USBも最新の規格は方向性の無い端子を提案してるようだけど、これだけ普及したUSB端子はなかなか変わらないだろうね。