Final Edition2016年05月02日 12時10分53秒

2007年式 KLX250
Dトラッカーが18年の歴史に幕を閉じるんだそう。最終モデルはその名もD-TRacker X Final Edition。シュラウドに大きく描かれたDのデカールが懐かしい。Final Editionと言っても主要諸元に変更はなく、デザイン上の差別化のみというのがちょっと寂しい。オフロードバイクにオンロード仕様のタイヤを履かせた新しいジャンルのバイクとして一世を風靡したDトラッカーだけど、時代の流れには勝てなかったと言うことか。

...と思ったら、悲しいかなKLXもFinal Editionが発表されているではないの。KLXといえば1993年に「闘う4スト」のキャッチコピーで発表され、ベストセラーになったカワサキを代表するオフロードバイク。設計の古さは否めないけど、軽量な車体とフルサイズオフローダーとしてはリーズナブルな価格が魅力的なバイクだった。Final Editionのカラーリングは初期型のKLX250 SRみたいだね、フレームまで緑なのがいい。

最近はホンダからコストパフォーマンスの高いCRF250Lが発売され、KLXの販売が芳しくなかったことは想像に難くない。現行モデルにモデルチェンジした際、正常進化とは言い難い変更に正直ガッカリしたんだよね。一番残念だったのがヘッドライト。配光性の良くなさそうな2灯式ヘッドライトは、25W x2と絶対的な光量も不足していそう。どう考えてもコンパクトで軽量、且つ明るいH4シングルの先代の方がオフローダーとして魅力的なんだけど。

これで近いうちにカワサキから本格オフローダーが姿を消すことになるけど、後継モデルの計画はあるんだろうか。軽くてよく走る2007年式のKLXを買ってて良かったと思う。安かったしね (^^)