裏スケモデル2016年09月01日 22時31分28秒

プラ風防
スピマスプロには裏スケルトンモデルがある。ケースの裏蓋がガラスになっていて、手巻きムーブメントが覗ける仕様。機械式時計を初めて買おうという若者には裏スケモデルが魅力的に映るかもしれないけど、もしスピマスプロにミッションウォッチとしての信頼性や実績に魅力を感じているならスチールバックモデルを選択した方が幸せになれると思う。

スチールバックモデルにはスピマスプロの特徴の一つでもある非鉄製インナーケースが装備されていて、ムーブメントはインナーケースが裏蓋に押されることで正しい位置に留まるようにデザインされている。インナーケースの本来の目的は耐磁性の向上だと思うけど、物理的な衝撃を和らげる働きから耐衝撃性の向上も謳われている。要は機能パーツの一つだって事。

残念ながら裏スケモデルではそのインナーケースが省略されている。メカを見てみたい気持ちは分かるんだけど、機能的な部品を廃している裏スケモデルがスピマスプロを名乗ることにはチト疑問。最新のスピマスプロは傷の付きにくいサファイア・クリスタル製の風防も選べるようになっている。だけど破損しても飛び散らない強化プラスチック風防もスピマスプロの特徴的な装備の一つだと思うので、プラ風防以外のモデルがスピマスプロを名乗るのも違和感を感じる。

まぁ色々と選択肢は増えても、未だに手巻きムーブメントにプラ風防のモデルをラインナップしてくれているだけでも有難いんだけどね (^^)

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