燃費計測不正2016年09月03日 22時49分12秒

スーパーフライヤー
国土交通省が燃費計測の不正が発覚した三菱自動車およびスズキ製自動車の確認試験を行った結果、なんとスズキについては現在販売する26車種すべてのモデルでカタログ値を上回る燃費性能を記録したんだそう。スズキの主張通り燃費を実際よりよく見せようという意図はなかったことを裏づける結果が出た模様。スズキファン(...居るかどうか知らんが、笑)は大喜びしてると思う。

中でもカタログ値と確認試験の結果が最も乖離していたのはアルト。カタログ値24.0km/Lに対して25.5km/Lと、なんと6.3%も優れていたんだそう。各メーカーが燃費競争にしのぎを削るこの時代にあって、燃費を1.5km/Lも低く申請していたとは。なんともスズキらしいエピソードだね、伝説になりそうな感じ。どこかカッコ良さすら感じるんだけど、燃費計測の不正で名を上げる新手の燃費不正商法なのカモ(笑)

一方、同社が再測定して問題ないとしていた普通車でもカタログ燃費の訂正に追い込まれた三菱自動車。販売中の11車種のうち、正しい燃費だったのはガソリン仕様のアウトランダー1車種のみというからまた別の意味で凄い。燃費の乖離は平均で-4.2%、最大で-8.8%というから悪質。さすが期待を裏切らないね、あっぱれ。問題発覚後に自社で行った再測定(不正の検証作業)でも不正があったというから、ある意味パーフェクト(笑)。

これでも三菱車を買うという人が居るのには驚きを隠せない。どんな不正が隠されていて、いつ安全上の不具合が出るか分からないクルマを買うなんてどうかしている。今後はあらゆる不正と擬装を許容した上で買うクルマという、ある意味孤高の存在として存続して行くのかな。不正のない事が不正、一切の擬装のないモデルこそがユーザを裏切っているという。

数え切れないほどの問題を立て続けに起こしておきながら、トップが責任を取らないのもある意味あっぱれだと思う。