アルミテープ空力コントロール2016年09月15日 23時02分50秒

近未来宇宙都市
なんじゃこりゃ、燃費競争に精魂使い果たしたトヨタはとうとうオカルトグッズに手を伸ばしてしまったらしい。「アルミテープによる空力コントロール」なんだって。「低コストながら操縦安定性の向上に大きく貢献」っていう表現が許せないよね。"大きく"なんて抽象的な言葉をメーカーが使うことがナンセンスでしょ、本気で効果があると考えているなら定量的なデータを示すべき。「みんなで試して」だって、アホくさ。

きっかけは、実験車両の樹脂部分に誰かが貼付けて外し忘れていた“アース”に目をつけたことだったんだそう。なるほど、ちょっとした失敗が大発見につながったってか。 ...そもそも俺には樹脂のパーツを接地させようとした目的がよく分からんが。トヨタは外装部品に伝導性の樹脂パーツでも使ってるのか?敏感な人は20~30km/h程度でも違いがわかるらしく、SEVを付けている人は運転席に座っただけで違いが分かるハズ。

「車体が帯びた電気を、最適に配置したアルミテープによって効果的に放出、これにより走行中の車体の空力バランスを部位ごとに変化させ、直進安定性、回頭性などの向上に寄与している」とのこと。 ...まんまオカルト科学だし。テープの厚さや長さ、接着剤の通電性などを試行錯誤し、長くスリットのある形状のものを正式に採用したんだって。 ...ん、正式採用?これからのトヨタ車には変な磁石とか、謎のテープとか巻かれて納車されるってこと?(怪)

じゃそのノウハウの詰まったアルミテープをエンジンに貼ればいいんじゃないかな。シリンダー内部の電気を帯びた空気の密度が高まることでエンジンの吸気効率が向上すると共に、シリンダー内のガソリンが改質されて燃焼効率が向上し、大幅な出力向上が期待できるカモ。やったねトヨタ、世紀の大発見!唯一の問題はその値段かな、1枚定価たったの572円 。そんなに安いと十分な効果が出ません。より導電性の高い純金テープ版を1枚12万円、4枚セットで48万円のオプションにすればハチロクもレクサス並の乗り心地とプリウス並の燃費をたたき出せるハズ。

冗談はさておき、トヨタの優秀なエンジニアがかわいそうな気がする。マツダはG-ベクタリングコントロール、トヨタはアルミテープ空力コントロール(笑)。俺は絶対トヨタ車は買わんぞ、一生買わん。