インク2016年11月27日 23時31分19秒



凄く気に入っているプラチナのブルーブラックなんだけど、実は他のインクに比べると書き味が渋いらしい。このブルーブラックでも十分だと思ってるのに、他のインクにするともっとフローが増えるって事?滲むんぢゃね?そもそも古典インクは概して書き味が渋いらしいんだけど、これしか使ってないので違いが分からなかったりもする。一般的に古典インクは粘度が高めらしく、インクのフローが少なめになるので書き味が渋くなってしまうらしい。

新しく買ったNICE ROSE(細字)にはブルーブラックのカートリッジをセットして使うつもり。愛用中のNICE PURはクリーナーキットで洗浄してから、顔料インクであるPigment Blueのカートリッジを使ってみる予定。Pigment Blueはヌルヌルな書き味らしいんだよね、NICE PUR(太字)と組み合わせるとどんな書き味になるのか凄く楽しみだったりもする (^^)

実は古典インクの最大のデメリットはインクの持つ強酸性による万年筆へのダメージなんだそう。金ニブ(金のペン先)の万年筆はほとんど問題ないようだけど、廉価版の鉄ニブ(金メッキニブ含む)を採用した万年筆はブルーブラックインクを使うと次第に腐食が進行し、結果的に万年筆の寿命を縮めてしまうこともあるらしい。

古典インクと呼ばれる強酸性のブルーブラックインクを現在も製造しているのはペリカン、プラチナ、ラミー、モンブランの4社のみらしい。カートリッジインクにも古典インクを採用しているのはペリカンとプラチナの2社のみというから、プラチナのブルーブラックって結構レアだったりもする。プラチナにはブルーブラックをいつまでも作り続けて欲しいね。