PIGMENT BLUE2017年02月01日 22時29分48秒

Pigment Blue
愛用している万年筆CENTURY NICE PURにPIGMENT BLUEを入れてみた。PIGMENTというのは英語で顔料という意味なので、その名の通り顔料系のブルーインク。顔料というのは非水溶性の色素の総称で、水に溶けないので耐水性に強く色褪せし難いのが特徴。一方で乾燥してペン先に詰まると取り除くのが難しく、水溶性の染料インクに比べて扱いが難しいとされている。

今回使用したPIGMENT BLUEはプラチナ製の顔料系インクの商品で、ボトルインクとカートリッジインクの両方が販売されている。使ってみたのはカートリッジタイプ。

PIGMENT BLUEは大人しめの青で、筆跡に応じて強めの濃淡が出る。一般的にはブルーブラックと呼ばれる系統の色ではあるけれど、プラチナのブルーブラックと比べるとだいぶ青味が強い。彩度が高めのブルーブラックといった感じか。写真のPIGMENT BLUEは太字で書いたもので、BLUE BLACKは細字で書いたものなので単純比較は出来ないんだけど、発色の参考にはなると思う。個人的にはブルーブラックの色合いの方が好き。

顔料インクはヌメヌメノ書き味と聞いて期待してたんだけど、大した違いは感じなかった。どちらがヌメヌメかといわれたら、まぁPIGMENT BLUEの方がちょっと滑らかかなぁっていう程度の違い。それより気になるのが乾きの遅さ。ブルーブラックよりも乾くのが遅いよーな気がする。色合いもブルーブラックの方が好みだし、今のカートリッジのインクが無くなったらブルーブラックに戻そうかな (^^;