AI2017年03月09日 22時32分22秒

オランウータン
AI、Artificial Intelligence(人工知能)。AIという概念は意外と昔からあって、俺が学生時代にもAIに関係する授業があった。プログラミングを中心にした授業で、技能や経験をプログラムで再現しようというもの。LISPというプログラミング言語を使ってエキスパートシステムを構築するという内容だったんだけど、正直こんなもんで人工知能なんて実現出来っこないと思いながら単位を取得したのを覚えている。今知ったんだけど、LISP言語の開発者開発者のジョン・マッカシーは、Artificial Intelligenceという言葉の提唱者なんだそう。

LISPを学んでから25年余りたった今、AIは驚くべき進化を遂げて日々の生活の中に侵攻し始めた。例えばgoogleの自動運転技術。人に代わってクルマを動かして目的地まで安全に送り届けようという、数年前までは夢物語だったような技術。アメリカでは実走行試験が日夜実施されていて、タクシードライバーが自動運転技術を搭載したAIカーに置換される日はそう遠い日の話でもないらしい。

今のところタクシーは人間様が運転してるんだけど、全く見ず知らずのタクシードライバーに命を預けて目的地まで送ってもらってると思うとそれもどうかと思う。飛ばす運転手もいるし、眠そうにしている運転手もいる。眠そうにしていない運転手の方が少ないような気もするくらい。自動運転なgoogleタクシーが登場したら、ユーザはそちらを積極的に選ぶようになるよーな気がする。

AIに仕事を奪われたら、人は何をすればいいんだろうね。ビルゲイツはロボットから税金を取ればいいって考えてるようだけど、お金の問題だけじゃないからね。人は働かないと駄目になるでしょ。ロボットに課税して国民に生活資金を分配したとしても、人は働かないと生きていけないと思う。絵を描いたり詩を読んだりクリエイティブな余暇を楽しめばいいのかもしれないけど、国民総芸術家ってのもねぇ。

多くのサービス業は十数年の間にコンピュータやロボットに置換されるというけど、俺の仕事はどうだろ?プラントエンジニアリングの多くもAIで置換可能だと思う。だけど様々な状況を鑑みてあらゆる決断をするエンジニアリングマネージャやプロジェクトマネージャといった仕事はもうしばらくはAIに置換される事はないと思いたい。少なくとも俺が現役で働くこの先15年くらいは大丈夫なハズ、大丈夫であって欲しい、大丈夫であってくれ(笑)。

あなたの仕事は大丈夫?(^^)