アルピーヌ A1102017年04月02日 14時55分41秒



アルピーヌA110は1960年代にラリーで活躍した おフランス製のスポーツカー。もともとラリーに勝つために作られたスポーツカーで、フォグランプを内蔵する特徴的なエクステリアデザインは今見てもカッコいい。鋼管バックボーン型シャシーにFRP製ボディを被せたボディは700kg台と超軽量。搭載されたエンジンは1100ccから1600ccと幅広く、駆動方式はRR。

そんなアルピーヌ A110がジュネーブショーで世界初公開された。仏ルノーによる新生A110は1.8リッター直列4気筒ターボエンジンをミッドシップにレイアウト。最高出力は252ps、最大トルクは32.6kgmと、ハイレベルにチューニングが施されている。特筆すべきはその車重で、アルミシャーシ+アルミボディを採用したことで車両重量は1080kgとかなり軽量に仕上がっている。NDロードスターよりも一回りも二周りも大きなボディサイズにも拘らず、1080kgという重量は立派。

ライバルはアルファ4Cやポルシェケイマンあたりになるのかな。価格も既に発表されていて、A110プレミアエディションは母国フランスで5万8500ユーロ(約702万円)と、オールアルミ製ボディの割には思ったよりも安いカモ。日本に導入されるとしたらもう少し高くなるのカモしれないけど、ケイマンを買おうかと思っていた人はライバル出現に大いに悩むんじゃないかと思う。

ちょっとだけ残念なのがフロント周りのデザイン、何かのっぺりしていてイマイチカッコよくない。先代のA110の方がダイナミックな造形でカッコいいんだよね。一方で個性的な曲面を描くリア周りのデザインは悪くないと思う。個人的にはカッコいいとは思わないけど、オリジナルを髣髴とさせるリアウィンドウの湾曲ぐあいはアリだと思う。

新型A110は2018年の日本市場への導入も決まっているとのこと。新型はルノー社製なんだから、エクステリアを一新してニッサンからも兄弟車を発売すればいいと思う。新型シルビアでイイんぢゃね?(^^)