ときは重なり、ゆめは深まる2018年03月01日 22時14分49秒

ときは重なり、ゆめは深まる
ロードスターを買ってもうすぐ丸25年、四半世紀と言った方がより時の長さを感じられるかもしれない。普通なら少なめに数えても3台くらいは乗り継いでいるであろう、決して短くはない時間をロードスターと共に過ごしてきた。この25年は俺の人生そのものなんだよね、そんな俺にはロードスターを降りるという選択肢はない。この車にはかけがえのない思い出がびっしりと詰まっているからね。もし何らかの理由で降りるなら息子に譲りたいと思うけど、息子がロードスターは要らないというならスクラップにするカモ。他人がこの車に乗るのはなんだか嫌だし。

ノスタルジック2DaysでNAロードスターのレストアプロジェクトを統括している山本アンバサダーとお話しした時、「これをご存知ですか?」と言ってNAロードスターのカタログにある「ときは重なり、ゆめは深まる」という一節を紹介してくださった。「夢は、じっくりと歳月を重ねるごとに深まっていく。そして、夢の数だけ、人と車の幸せな関係が生まれる。」25年前に何気なくめくっていたであろうカタログの片隅の言葉なんだけど、今見るとその予言にも似た言葉に深く感動した。当時22歳の若造の心には全く響いてなかったけど、47歳になった元若造の心にはグサリと刺さった。

このクルマは並みのクルマじゃなかった。ポルシェやフェラーリにも負けない大きな志を持って、魂を込めて作られていたことを25年という月日を経て改めて確認することができた。この車を新車で買うことができて、本当によかったと思う。リタイヤ後はこの車に少しでも恩返しできるようなことがしたいと思う今日この頃。

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