ライバル2018年08月22日 19時25分38秒

Honda
トヨタのコンパクトFRスポーツ、S-FR開発が白紙撤回された模様。だいぶ前にそう言った報道があったような気がするけど、まだ一縷の望みでもあったのかな?個人的にはトヨタが出す訳ないと思ってたけどね。このコンセプトカーは話題になってたので東京モーターショーで見てきたんだけど、いかんせんデザインがカッコ悪すぎてイメージが良くなかった。いくらコンセプトが魅力的でも、デザインがアレだと盛り上がらないんだよね。特にNDロードスターを見た後だったので、稚拙なデザインが幼児のおもちゃのように見えた。

SF-Rはロードスターのガチンコのライバルになるけど、これまでにも期待させるモデルがあった。その一つがホンダのCR-X デルソル。ホンダからオープン2シーターのスポーツカーが出ると話題になったんだけど、ふたを開けてみるとCR-Xからスパルタンさを除いたような、中途半端なFF2ドアクーペモデル。デザインもカッコ悪かったし、あの時のがっかり感ときたら半端なかったね。S-FRが出てたらCR-Xデルソルのデジャブと感じてたかも。

S2000の登場も興奮したんだよね、いよいよロードスターの真のライバルが登場するぞってね。実際はロードスターよりもFD3Sに近い位置づけのモデルだった。ハイパフォーマンス路線ならハードトップの本格的なスポーツカーを目指せば良かったのに、なぜかオープントップにガチガチのボディをおごった結果ロードスターよりも車重が200㎏以上も重くなってしまった。ホンダVTECをもってしても1250㎏のボディは重すぎたようで、後期モデルではエンジンがスープアップされて完全にワンクラス上の位置づけになってしまった。

S2000のデザインはイマイチだったし、2.2Lエンジンに5ナンバーボディという奇妙なパッケージングは世界市場でも受け入れられずに1代で消滅。ピュアスポーツS2000にType Rを設定しないという迷走の挙句、S2000を最後にしばらくホンダはスポーツカー冬の時代を迎えた。いまはNSXが復活したけど、あの車に2000万円出す人ってあまりいないと思う。今のホンダのスポーツカーラインナップはNSXとS660という、S2000時代並みの迷走ぶりのよーな気がする。