初代デミ男2018年08月30日 23時44分49秒

ドラちゃん?
初代デミ男が好きだった。初代デミ男の発売は1996年。清潔感漂うシンプルなエクステリアにオーソドックスなインテリアのデザインは、実用車のお手本のような仕上がりで好感が持てたんだよね。今でこそ各メーカがラインナップする平凡なコンパクトハイトワゴンだけど、初代デミ男はコンパクトハイトワゴンの先駆けで斬新かつユニークな存在だった。愛車のホンダFitはデミ男を研究し尽くして開発されたモデルだと思う。初代デミ男は販売的にも成功して、5チャネル戦略の失敗で当時経営危機に直面していたマツダを救った1台。ピンチの際に会心のヒット車を生み出すのはマツダの伝統芸。

初代デミ男は買おうと思えば新車で買えるクルマだったんだけど、当時はお金がなかったので諦めた。2000年にコミコミ50万円くらいで中古のK11マーチを買ったんだけど、その時比較検討した対象車が日産ラシーン(新車)、マツダデミ男(新車)、日産マーチ(中古)、日産プリメーラ(中古)、スバルレガシー(中古)だった(欲しかった順)。いろいろ悩んだ挙句、購入価格も維持費も安そうだった2代目K11マーチを買った。デミ男の中古も検討したんだけど、現行モデルだったデミ男は中古でもまだ高かった。

2代目はキープコンセプトのコンパクトハイトワゴンとして登場したけど、3代目のモデルチェンジでデミ男はヨーロッパのBセグメントを担うコンパクトハッチとして生まれ変わった。現行モデルも5ナンバー枠のコンパクトカーとして魅力があるんだけど、初代デミオの流れをくむコンパクトハイトワゴンのモデルが無くなったのは寂しい。魂動デザインを反映しづらいコンパクトハイトワゴンを新しくラインナップに加える可能性は低いと思うけどね。