4K放送2018年11月15日 23時59分28秒

紅葉
1年後に4K放送が始まるらしい。4K放送に対する日本国民の反応はどうもイマイチのようだけど、それは仕方ないと思う。アナログ放送とハイビジョン放送は誰にでもわかる画質の向上があったけど、フルハイビジョンと4K放送の違いは大半の人にはわからないだろうからね。65インチクラスのパネルを並べてフルハイビジョンと4Kを映して近くで見比べれば4Kの優位性が分かると思うけど、一般家庭でフルハイビジョンTVから4K TVに買い替えても違いは分からないと思う。

技術の進化は止められないし、4K化の方向もきっと間違ってはいないと思う。しかし4K放送に過去のディジタル化のようなインパクトが無いのも事実。人間の視力は向上していないのに、闇雲に解像度だけ高めても意味がない。最近はスマホの高解像度化も一段落しているけど、TVパネルの高解像度化も4Kくらいが落としどころじゃないかと思う。情報の記録という意味では高解像度化も正当化されると思うけど、8K放送なんてTV放送としては帯域幅の無駄使いでオーバースペック感が否めない。

メーカーがTVを売りたいなら、4K放送対応よりもOLEDパネル採用の方がよっぽどユーザへの訴求力があると思う。店頭は明るすぎて従来の液晶パネルとOLEDパネルの違いが分かり難いかもしれないけど、自宅のリビングのような環境を再現すればOLEDの優位性は伝わると思う。 ...欲しいな、OLEDパネルを採用したTV。まだ大画面OLEDパネルはLGしか作ってないようだけど、LGのパネルは白色EL蒸着法という、OLEDを白色光源としてバックライトに使う理想的とは言い難い方式。

OLEDパネルを搭載したTVを買うなら、やっぱセルがそれぞれ色を持って光るRGB発光方式のパネルでしょ。ジャパンディスプレイが大型TVパネルの生産を開始してくれるのを楽しみに待つとしよう(^^)

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