君は天然色2018年12月29日 21時18分30秒



日テレの世界一受けたい授業の講師に松本隆が来ていた。松本隆といえば日本で一番有名な作詞家といっていいと思う。その松本隆をTVで見たのは初めてのよーな気がする。

松本隆には心臓の弱い妹が居たそうで、ずっと妹を守り続けてきたという。30歳の時にその妹が亡くなってしまい、歌詞が書けなくなったんだそう。世界が色を失って白黒に見え、とても歌詞を掛ける状態ではなかったという。そんな松本隆に作詞を依頼したのが昔ハッピーエンドでバンドを組んでいた大滝詠一だった。一度は依頼を断ったらしいけど、大滝詠一からの強い要望で書き上げたのが「君は天然色」だったんだそう。

もう大号泣。俺は学生時代から大滝詠一の大ファンなんだけど、その中でも「君は天然色」は思い入れの強い曲。作曲は大滝詠一で作詞は松本隆なのは知ってたけど、そんな背景があったとは知らなかった。昔から「君は天然色」の歌詞って凄いと思ってたんだよね、こんな歌詞を書く松本隆ってどんな人なんだろうって思ってた。すごく明るくてポップな曲調なんだけど、凄く切なくて深い歌詞なんだよね。

くちびるつんと尖らせて 何かたくらむ表情は
別れの気配をポケットに匿していたから
机の端のポラロイド 写真に話しかけてたら
過ぎ去った過去 しゃくだけど今より眩しい
想い出はモノクローム 色を点けてくれ
もう一度そばに来てはなやいで
うるわしのCoor Girl

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