リフレッシュビークル2019年05月05日 23時30分17秒

1993年式ユーノスロードスター
もう覚えている人余りいないかもしれないけど、昔マツダ(マツダE&T)が程度のいいNA6CEをレストアしてリフレッシュビークルという形で販売したことがあった。確かNBが現役で売られてた頃だったので、まだまだ程度のいいNA6が手に入れ易かった頃だったと思う。リフレッシュビークルの販売価格は新車のNBとそうは変わらなかったので、ビジネス的には成功とは言い難かったんじゃないかな。今でも時々リフレッシュビークルを謳った中古を見掛けるけど、特にプレミアムは無いと思う。

NA6を新車で手に入れることが出来なかった世代にとっては、リフレッシュビークルは極上のNA6を手に入れる願ってもない機会だったと思う。だけど新車で買って乗ってた俺にとっては、リフレッシュビークルと言っても所詮中古、他人の手垢の付いたNA6に200万円は高杉君と思ってた。今なら200万円のNA6も珍しくないけど、当時のNA6は中古価格が底値に向かうフェーズ。リフレッシュビークルに200万円出すなら、100万円で上等な中古を手に入れて自分でレストアしたいと考えたんじゃないかと思う。

だけど当時でも思ったんだよね、マツダのNA6愛は凄いなって。メーカーが手掛ける上質のNA6を手に入れるラストチャンスだと思ったんだけど、ご存知の通りマツダは2018年にNA6のレストアサービスを発表。ベース車両はユーザーが用意する必要があるけど、500万円出せば新車同様のNA6が手に入るという驚きの内容だった。リフレッシュビークルをはるかに超える充実したプログラムに、マツダのロードスター愛の大きさに驚嘆。

一番すごいのがドンガラにしてからの全塗装。マツダが塗っちゃうんだから、全塗装というより新車塗装。ドンガラにして塗るので、ボディ色の変更も可能。中古で手に入れた車両でも、他人の手垢が消える(笑)。古くからのNA6ファンとしては、マツダがレストアした新車クオリティのNA6も欲しいカモ。買うならクラッシックレッドがいいかな、俺も爺さんになってきたのでそろそろ赤のスポーツカーが似合う頃ぢゃないかと(^^)