クラウンクロノ2019年10月06日 22時46分41秒

永井電子
この時計カッコいいね。セイコープレサージュシリーズの新作クロノグラフなんだけど、一目でそれとわかるクラウンクロノグラフのオマージュモデル。オリジナルのクラウンクロノは1964年の東京オリンピック開催に合わせて発売されたモデルで、記念すべき国産メーカー初のクロノグラフモデル。搭載されるムーブメントは手巻き式で、サブダイヤルを持たないシンプルな60分計時仕様。1個のプッシュボタンでスタート、ストップ、リセットを操作するワンプッシュクロノ。

新作はオリジナルとは違ってサブダイヤルもデイトも自動巻き機構も付いてるんだけど、一目でクラウンクロノのオマージュと分かるデザインはなかなかに秀逸だと思う。この文字盤の色や仕上げが好きなんだよね、セイコーのミドルクラスにはこのシャンパンゴールドの文字盤が良く似合うと思う。嫁さんのグランドセイコーもこのカラーの文字盤なんだけど、レディス用も品があってカッコいいんだよね。

セイコー好きにはたまらないモデルだけど、一般受けはしないと思う。一見ダイバーウオッチのようなアピアランスのデザインは高級とは無縁なので、この時計を腕に巻いていても誰も税抜き35万円の時計とは思わないんじゃないかな。ケースは42mmと大柄なので実物は存在感あると思うし、手にすれば作りの良さは伝わってくるだろうけど、腕に巻いていると革ベルト仕様のちょっと貧相なダイバーズクロノにみえちゃうんじゃないかと思う。

自動巻き時計はシースルーバック仕様のものが多いけど、個人的には好きじゃない。機能優先で、ガラスウィンドウは無くていい。防水機能的には劣ることはないかもしれないけど、機械的強度や耐磁性能的にはメタルバックの方が優れているハズ。なんでもスケルトンにすればいいってもんじゃないと思うんだよね、せめてスピマスプロのように選べるようにしてほしいと思う。

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