G-Shockバブル2020年05月23日 23時59分16秒

大森
この記事面白いね。俺も90年代後半のNike Air MaxやG-Shockブームはリアルタイムで経験した。1997年当時はG-Shockブームのまっただ中で、限定モノや絶版モノが驚くほどの高値で売買されていた。1個数千円のG-Shockが10万円を超える価格で売買されることも珍しくなかった。限定モノの代表がイルクジ(3代目)、絶版モノの代表がスピード(DW-5600C)だった。

初めて買ったG-ShockはDW-5900、通称3つ目。学生時代からDW-5600Cが欲しかったけど、既に絶版で購入できなかった。G-Shockブーム絶頂期になるとDW-5600Cは国内・海外仕様を問わず、未使用新品は15万円以上で取引されていた。クウェートのミナ・アハマディの時計屋(2店舗)でDW-5600Cの売れ残りを計3個発見し、迷わず3つとも購入した。日本に帰れば高く売れるのは分かってたけど、DW-5600Cが本当に好きで欲しかったので一つも手放さなかった。

その時計屋にはイルクジも売っていた。3代目イルクジには12000円のモデルと、廉価な8000円の2モデルがラインナップされていた。俺は12000円のモデル2色(個人的に好きなイエローとホワイト)と、廉価モデル1色(パープル)を買った。6色揃ってたので全色買えば良かったんだけど、小市民なので2個しか買わなかったんだよね。我ながら商売センス無いっす(笑)。これはG-Shockバブルだと分かってたので、最後にババを引くのが怖かったんだよね、いつ帰国できるか分からんかったし。ちなみに6色コンプリートだと更なるプレミアが付いていた。

帰国後に吉祥寺の委託販売に行き、イルクジ3つで17万5000円で売却。当時の店頭売価は24万円程度だったので、かなり安めの価格で売却。確実に売れる値段でいいと言ってオファーされたのがこの値段だった。この値段なら目玉商品として明日の広告にいれると言うので、それに乗ったら秒で売れた(いま風、笑)。その後G-Shockバブルはそう長く続かず、ほんと良い時期に売却できたと思う。

イルクジを売って儲けたお金で学生時代からの念願だったNikon F4を買った。F5が発表された後もF4は1年あまり生産されていて、生産中止前の最終LOTを手に入れることが出来たんだよね(^^)