Backyard Builder by HRC Eng. 「とあるエンジニアの日常」

とうとうロータスがエリーゼの生産終了を発表。1.6L自然吸気エンジンを積む素のモデルがラインナップから消えた時点でいつかこの日が来るとは思っていたけど、とうとう来てしまった。1995年に愛嬌のある顔をしたフェーズ1が発表されたときは興奮したんだよね。既にNA6のオーナーだったけど、不幸にも廃車になったら代わりはエリーゼかなって思ってた。

NA6オーナーは長らく買い替えるクルマがない事に頭を悩ませてきた人が多いと思うけど、エリーゼはその難しい問題に対するほぼ唯一の回答だった。25年もの間、その回答であり続けたのも凄いと思う。ローバーの経営状況の悪化で、エリーゼにトヨタエンジンが積まれるようになったときは嬉しかったね。人生最後のスポーツカー候補として、本気で買いたいと思ってた頃もあったっけ。

25年前の1995年と今では車に求められる性能や機能もかなり変わったと思う。この時代にあって、改良を加えながら25年もエリーゼを継続させてきたのはホントに凄い。基本性能が高かったからこそなせる業だね、クルマとしての魅力が高くないと25年も作り続ける事なんて不可能なハズ。普通は欲しいと思わないでしょ、25年も前に設計されたクルマなんて。

現行エリーゼが気になってる人は買いだよね、今が新車を買うことが出来るラストチャンス。1993年7月にNA8へのモデルチェンジが発表されて、すぐにユーノスディーラにNA6を注文しに行ったあの時の俺と同じ。迷ってる暇はないと思うよ (^^;