マンション2022年10月13日 21時18分40秒

モデルルーム
人生にとってタイミングってホント大事だと思う。俺は2011年にマンションの購入契約をしたんだけど、今振り返ると2012年はリーマンショック後に続いた底値圏の最後の年だった。子供ができるまではマンション購入は考えてなかったし、子供が生まれた後もシンガポールに長期出張していたのでマイホーム購入は考えていなかった。帰国後嫁さんが家を買いたいといって聞かなかったので、借金せずに買える物件という条件でマンションを探した次第。

あれから10年経った現在、ウチのマンションと同じような新築物件だと少なくとも1.5倍の資金が必要。当時と同じ資金では築10年のウチのマンションも買えないというからびっくり。賃金が上がっていないのにマンション価格が1.5倍以上になったんだから普通は買わなくなる筈なんだけど、「一生に一度の買い物」という呪文に惑わされると冷静な判断が出来なくなるらしい。マンション購入に関しては運が良かったと思う。ただただ、運が良かっただけ。

もしかしたら今マンションを買った人も、10年後は「金利が安いときに買えてラッキーだった」と言ってるかもしれない。もしかすると「あの頃は固定金利が1%台で借りられたのに」と、後悔してる人もいるかもしれない。結局のところ未来が読める人はいないし、損得勘定に縛られてるといつまでたっても買えなくなってしまう。

若い頃は賃貸でいいって思ってたけど、定年が近くなるにつれて持ち家のアドバンテージを実感するようになってきた。まぁ運よくこれまで持ち家のリスクが顕在化することなく過ごせてるから言えるだけなんだけど、今は借金しないで手に入れられるなら家を買うのもアリだとは思う。一方で首都圏内のマンション価格は随分と高くなってるので、郊外の物件に6000万円出す価値があるかどうかの判断は分かれるかも知れないね。