ロードスターの生みの親2023年04月17日 23時46分11秒

EUNOS ROADSTER
初代ロードスター(NA6)の開発主査を務めた平井敏彦氏が逝去したんだそう。4年前に開催されたロードスター30周年記念イベントにも体調不良で参加されていなかったんだけど、とうとうお亡くなりになってしまった。日本がバブル景気に湧いていた1989年にロードスターが発売されたというのが凄いよね。あの日本がイケイケだった時代にスペックをウリにしないホンモノのスポーツカーを開発したマツダは凄いと思うし、平井敏彦さんがいなければロードスターと言うクルマが世に出る事は無かったのは疑いの無い事実。

ロードスターは登場から34年後の今まで途絶える事無く作り続けられている。マツダを代表するロータリースポーツRX-7は初期型のSA22Cがデビューしたのが78年、最終型のFD3Sが生産中止になったのが2003年なので、モデルライフは25年。ロードスターは既に名実ともにマツダを代表するスポーツカーになってるんだよね。ロードスターは初代モデルで確固たるコンセプトを確立させていたから、平井主査の功績は本当に偉大だと思う。

マツダ以外に目を向けても、スポーツカーでこれほど長く作り続けられているモデルって多くなかったりもする。国産スポーツカーではナンバーワンかも知れないね、あのフェアレディZでさえも途絶えていた時期はあるし。そう考えるとシボレーコルベットとかポルシェ911とかってホント凄いと思う。

平井敏彦さんのご冥福をお祈りします。