K, M, G, T2023年07月21日 23時47分29秒

Verge P10
初めてパソコンに触れたころ、FDが憧れの記憶媒体だった。1つのプログラムの読み込みに10分近く必要なデータレコーダーと違い、FDは高速かつランダムアクセス。当時のFDの容量は640KBとか720KBで、1MB超の2HDが憧れだった。最初の愛機NEC PC-8801 MkII MRは2HDドライブを搭載していた。当時入学した高専にNEC製のメインフレーム機ACOSが導入されていたんだけど(当時はミニコンと呼んでたと思う)、そのマシンが装備していたテープドライブの容量が1GBだった。MBが憧れだった時代のGBはインパクト絶大だった。

初めて仕事で使ったIBMのThinkpad(ノートPC)はHDDを内蔵してたんだけど、容量は180MBだった。まだWindows(Win 3.1)がフロッピーディスクでも立ち上げられてた時代だったので、180MBでも十分というか贅沢なスペックだった。ディスプレイはモノクロ液晶で、当時カラーはまだ贅沢仕様だった。画像データを処理する事もなかったし、Word perfectやLotus 123といった当時のOffice系ソフトを使う分にはモノクロ画面で十分だった。当時まだウチの会社では誰も自分用のPCを持っておらず、プラント制御用コンピュータシステムのプログラミング用に使っていた。ちなみに1994年の話。

初めて自分で買ったノートPC(Vaio 733)は2.1GBのHDDを装備していた。10年余りの時間が経過していたとはいえ、持ち運べるノートPCにACOSのスペックよりも大容量な記憶装置が内蔵されていることに驚いた。ちょうど同じころにディジタルカメラ(Nikon Coolpix 600)を購入したこともあり、容量が不足するようになって内臓HDDを4GBに交換した。音楽をMP3に変換してパソコンで効くようになったのもこの頃だったと思う。ちなみにCoolpixに同梱されていた記憶メディア(CFカード)の容量は8MBだった。

現在の愛機、富士通Lifebook UHの記憶メディアはSSD、容量は512GB。購入して5年が経過するけど、当時選択できるSSDは512GBが最大だった。今は1TBも選択できると思うけど、息子が高校生になって写真や動画を撮ることも少なくなったので512GBでも容量は足りてたりもする(悲)。