経済合理性2024年08月07日 23時32分53秒

EUNOS ROADSTER
人ってお金が増えるのは楽しいと感じるけど、お金が減っていくことには不安を感じる生き物だと思う。自分で稼いだ金は残さず使い、ゼロで死ぬのが理想だと言われても、貯金を食いつぶしながら生きていくのって苦痛な気がする。だから多くの人がお金を使い切れずに、残したまま死んでいくんぢゃないかな。ニポン人より活発に消費するアメリカ人も、半数以上の人が仕事を辞めた時よりも死ぬ時の方が資産を多く持っているというから、これはもう人間の本能によるものだと思う。

いくら貯金を貯めてても、老後を迎え年金暮らしになったらその年金の範囲内で生活しちゃうんだろうね、きっと。経済合理性の観点から見ると貯めたお金を使わずに死ぬのは、稼いだお金を散財しているのと同等。一生懸命倹約して貯めたお金を使わずに死ぬのは、宵越しの銭を持たない生活をしてきた人と結果的には何ら変わらないとも言える。そう考えると現役世代に稼いだお金は現役世代のうちに使い切っちゃって、老後は年金だけで生きてくのが良いのカモ。

常々人生最後のスポーツカーが買いたいと言ってるけど、クルマを買っても価値がゼロになる訳ではないよね。スポーツカーは下手したら(笑)買った時より高くなることもあるし、現役時代に貯めたお金を老後になって使い切るのって思いのほか難しい事なのかもしれない。お金を使うには気力も体力も要るので、70超えて若い頃のようにお金を使うのは簡単じゃないと思うし。

...と言う事は、出来るだけ早く人生最後のスポーツカーを買って1日でも長く楽しんだ方がいいってことだね。だけど悲しいかなバンコクに長期出張中。1日も早よニポンに帰ってスポーツカー買わないと(^^)