Backyard Builder by HRC Eng. 「とあるエンジニアの日常」

年金の受給開始時期は繰り上げも繰り下げもできるけど、繰り上げ受給を選択した人は国民年金が25.7％、厚生年金が0.7％なんだそう。国民年金のみの繰り上げ受給は出来ないルールなので、繰り上げ受給を選んでいる人は大半が国民年金のみに加入している人という事になる。つまり年金の受給額が比較的少ない人が前倒して受給している訳で、生活のために受給開始時期を繰り上げている現実が見えてくる。

それにしても25%もの人が年金の繰り上げ受給を選択しているというのはちょっと意外だったけど、実は俺も繰り上げ受給しようかと考えている。

理由はいくつかあるんだけど、最大の理由は元気で体が自由に動くうちに受給した方が合理的だと思うから。繰り上げ受給(開始年齢60歳)と満額需給(開始年齢65歳)の損益分岐点は80歳なので、80歳を超えると65歳から満額需給した方が総受給額が多くなる。だけど年老いてきた両親を見てると、80歳過ぎてお金もらっても使えそうにないんだよね。それよりは減額されてもいいから、早くもらった方が有効に使える可能性大。

あと不幸にも80歳よりも早く死んでしまった場合、損益分岐点の手前なので繰り上げ受給の方が総受給額が多くなる。この点も繰り上げ受給の大きなアドバンテージの一つだと思う。そう考えると、繰り上げ受給のアドバンテージはもっと注目されてもいいと思う。