繰上げ受給22025年03月14日 21時09分13秒

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昨日の続き...
幸いにも年金に頼らなくても生活できそうな点も、俺が年金の繰り上げ受給を考えている理由の一つ。繰り上げ受給で得た年金は運用に回そうかなと。

繰り上げ受給の場合は1か月あたり0.4%減額されるので、減額幅は1年あたり4.8%。最早の60歳繰り上げ支給を選択した場合の減額率は24%になる。運用無しの場合の損益分岐点が80歳なので、もしプラスの運用益が出せた場合はその分損益分岐点はその分後退する。複利の効果は大きくて、仮に平均1%の運用益が出せれば損益分岐点は消滅する(満額支給の総支給額を下回ることは無い)。

繰り上げ受給は年金資金の運用リスクを個人が取っているので、資産運用のメリットを個人が享受できるとも言える。運用期間を60歳から80歳とすると20年、ある程度長いので損失のリスクは十分に許容できると思う。4.8%の運用は簡単ではないと思うけど、個人的には運用益が4.8%を下回っても生活に困る訳ではないし、むしろより早い時期に確実に現金を手にできるアドバンテージの方が大きくて、減額のデメリットを補うに十分だと感じる。

インフレが当たり前になるであろうこの先、相対的にこのアドバンテージは今以上に高まるハズ。正直言って1か月あたり0.4%という減額幅って役人が決めた割には凄く良心的だと思うんだよね。繰上げ受給ってお金が無い人の選択肢だと思ってる人が多いんぢゃ無いかと思うけど、実際は資金に余裕のある人の方によりメリットのある選択肢だと思う今日この頃。