外貨預金2025年03月30日 16時00分46秒

EUNOS ROADSTER
短期の売買で儲けることは諦めて、長期的な視点で為替変動を利用して儲けるアイデアもある。円高の時に外貨を買って、円安の時に売れば必ず儲かる。だけどこの方法は正直言って大して儲からないんだよね、俺が身をもって実践したので間違いない(笑)。2000年頃から米ドル外貨預金を始めて、最大時(2010頃)でUS 10万ドルの外貨預金をしてたんだけど、10年スパンでは儲かるどころか大きな損失を出した。

家を買う際(2012)に米ドルを5万ドル売却したんだけど、当時は史上最高の円高トレンドで100万円超の損失を出した。20年スパンで見ると為替が100円から150円へと円安の方向に振れてるので利益が出てるんだけど、それでも20年以上も費やしてせいぜい150%の話なので、大して儲かっていない。仮に途中で売却していなければ、約1000万円の資金が25年掛けて1500万円に増えてたって訳。そこから税金20%引かれて差益は400万円、為替で儲ける戦略は効率が悪すぎて投資とは呼べないレベルだと思う。

外貨預金って資産分散の意味では非常に頼もしいけど、資産運用として成立させるのは難しいと思う。今後為替相場が円高になれば外貨建ての資産をいくらか増やそうと思うけど、それば資産分散が目的であって資産運用の目的ではない。比較的円高の時期に資産分散目的で資産の一部を外貨預金に回しておき、必要となった時に円安になっていれば、棚ぼた敵に為替差益分儲かるといった二次的なメリットとして考えるつもり。

ちなみに俺が対象としている外貨預金は米ドルのみ。新興国通貨は金利も高いし為替相場も大きく変動する可能性があるけど、個人的にそのリスクを評価する自信が無いので手を出すつもりはない。意外と「石橋をたたいて壊す」派の俺(笑)。