Ninja ZX-4RR2023年02月02日 20時42分45秒

Bandit400 (1991年撮影)
カワサキから噂通り4気筒400ccを搭載するニューモデル、Ninja ZX-4RRがリリースされるんだそう。自動車の世界には電動化の波が押し寄せてきてる中で、ニューデザインの400ccマルチシリンダーエンジンの投入は凄いと思う。カワサキの英断だね、欲しい人は買うべきだろうね。エンジン駆動のバイクは数あれど、400ccクラスの高性能マルチシリンダーエンジンは最初で最後となる可能性もあると思う。

400ccって4気筒エンジンを成立させるための最小排気量だと思う。250ccは4気筒エンジンにとっては排気量が小さすぎて、ネガティブなポイントも目立つんだよね。2500ccクラスも4気筒の方が最高出力が高められるので最高速は伸びるだろうけど、実用域での速さは2気筒エンジンの方が優れてると思う。昔CBR250に乗ったときに驚いたんだよね、「レッドゾーンまで引っ張る意味あるの?」ってね。シチューエーションによっては早めにシフトアップした方が速かったりもするのが250ccマルチ。

それが400ccになると低速トルクも十分出ていて、全域でマルチシリンダーに優位性があると思う。単気筒や2気筒エンジン搭載車に比べると車両重量はかさむけど、それを十分に補えるメリットがあると思う。ZX-4RRは250ccのZX-25Rの4気筒エンジンをスープアップしたというのもいいね。間違いなく600ccクラスの方が速いんだけど、コンパクトな400ccマルチを積むZX-4RRも十分に魅力的だと思う。

Bandit 400は自主規制いっぱいの59psだったけど、当時の最新V4エンジンを積んだVFR400の方が加速が良かった。加速はエンジン出力の差がモロに出るので、VFRの方がパワーが出てたハズ。あれから30年あまり経過し、最新のZX-4RRの最高出力はなんと77ps。ラムエア加圧時80psというから凄いよね、90年代のレーサーレプリカ達を置き去りにするのは間違いない。100万円超えは間違いなさそうだけど、90年代のレーサーレプリカに乗ってたアラフィフライダーは我慢できないハズ(^^)

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