電子書籍2016年12月21日 22時40分52秒

Changi Airport
最近めっきり雑誌を買わなくなった。雑誌にお金を使いたくないって訳じゃないんだけど、置き場に困るからよっぽど欲しくない限り買わないんだよね。電子版が出てたら買うんだけど、出版会社は紙というメディアに思い入れがあるらしくなかなか電子化しようとしない。まあ放っておいてもこの先紙の雑誌なんてジリ貧になって電子化の道を歩まざるを得なくなるだろうけど、日本の出版業界や音楽業界の新しいメディアへの保守的過ぎる対応には呆れてしまう。

雑誌が電子化されると、タブレット端末で閲覧できるようになるのがいい。観るだけなら紙の雑誌でもいいけど、紙の雑誌は場所をとるし重い。それがタブレット端末なら電子化されたコンテンツを100冊でも1000冊でも入れて持ち運べてしまうし、在庫切れの雑誌を書店で取り寄せてもらう必要もなくなる。これほどのメリットがありながら、出版社がなんで紙のメディアにこだわるのか不思議でならない。

紙のメディアにも優れた点はある。閲覧のし易さという意味では現状紙のメディアにアドバンテージがあると思うし、電源が無くても何処でも読めるという電子メディアとの決定的な違いもある。プレゼントとしても使えるし、お気に入りのコンテンツを紙のメディアで所有したいというニーズも存在する。古本として売ることで多少なりとも資金を回収したり、中古で購入することで費用を抑えることもできる。だけどどれも決定的ではないんだよね、俺には電子コンテンツのアドバンテージの方がよっぽど魅力的。

電子メディアが普及して困るのは書店と古本屋だろうね。当然ながら電子コンテンツを買うのに書店は要らないし、嵩張ない電子コンテンツは古本として売る必要も無いからね。