ウレタン補強 ― 2024年12月09日 20時29分43秒

EUNOS ROADSTER
そういえば25年くらい前、巷ではウレタン補強なるボディ補強が話題になっていた。サイドシルに発泡ウレタンを注入してボディ補強効果を得るというもので、結構多くのショップがサービスを提供してたと思う。ロールバーのようにボディに穴をあけることなく、最低限の重量増でボディ補強ができるってのがウリだったんだけど、いつしかウレタン補強って言葉は聞かなくなった。

個人的にウレタン補強はアーシングと同じく(笑)全く信じてなかった。発泡ウレタンでボディ強度が高まる訳ないでしょ。雑誌なんかでは「ボディ剛性が上がってガタピシ音が消えた」とか書きたててたけど、スポンジやモールが振動を抑えるのと同じで一時的に振動が収まってるだけ。すぐに発泡ウレタンは潰れて隙間が浮いてくるので、元通りにガタピシ鳴り始めるに決まってる。共振周波数がずれた可能性もあるけど、振動が無くなる訳じゃないのでガタピシ感は変わらない。

ウレタン補強は極小のメリット(ほとんどゼロ)に対して、甚大なデメリットがあった。サイドシルに注入することで水抜き穴がふさがってしまい、サイドシルに水が溜まってしまうのだった。ボディからチャポチャポと音がするようになり、そのうちに腐食して穴が開いてしまう。クルマにとってボディの腐食は致命的で、多くのロードスターが廃車になってしまったハズ。

アーシングは汚らしい配線が気に食わなければ外せばいいけど、ウレタン補強はやってしまったら最後、元に戻すことはできない最悪のメニューだった。ロードスターだけでなくAR86やS13など、多くのスポーツモデルが廃車になってしまったんじゃないかと思う。