ZX-25R2020年07月18日 17時29分03秒

KLX250
正式に発売されるんだね、250cc直4エンジン搭載のZX-25R。インドネシア仕様は51psと、250ccクラスではトップレベルの高出力。リッター当たりなんと200psと、クルマじゃ考えられないような数値。自然吸気エンジンのクルマでリッター200psも絞り出そうとすると、中低速がスカスカになってマトモに加速しないんじゃないかと思う。車重の軽いバイクだからこそなせる業。国内仕様は45psらしいけど、どうせなら同じにすればいいのにね。馬力規制だなんて時代錯誤もいいところだと思う。

80年代は国産メーカー各社が250ccの直4エンジンを搭載したレーサーレプリカモデルをラインナップしていたけど、バブルの崩壊とともに消滅。スズキのバンディットやカワサキのバリウスのような直4のネイキッドもあったけど、それもいつの間にか消滅。CBR250Rのキーンという甲高いメカノイズは印象的だったけど、また街中であの音を耳にする日が来るのかな。

だけど直4エンジン搭載でホントに速くなるのかね?250ccなら直4よりも2気筒の方が速いバイク作れそうな気もする。1気筒当たり60ccちょっとだからね、幾らなんでも排気量が小さすぎるでしょ。加えて超ショートストローク設計なのでレブリミットは20,000rpm近いと思うけど、そんな高回転を維持しては走れないでしょ。2気筒エンジンの方がコンパクトで軽量だし、常用域でトルクを稼いだ2気筒エンジンの方が速いよーな気もする。実際、2気筒の250 Ninjaの方が中・低速域のパワーもトルクも上回っているようなので、少なくとも街乗りではNinja 250の方が速そう。

ZX-25Rの車重は180kgというから、250ccクラスにしてはかなり重い部類。400ccクラスのバイクとほとんど変わらないレベル。何でここまで重くなったんだろうね?やっぱエンジンかな?単気筒エンジンを積むマイKLXは119kgなので、重量ハンデは60kg。さすがにこれだけ重量差があれば、スタートダッシュはマイKLXの方が速いんじゃないかと邪推(^^)

マルチシリンダーにしたところで排気量は250cc、高回転まで回せる以外にメリットは余りない。マルチシリンダーにするには排気量が小さすぎるので、大排気量車よりも重量増などのデメリットが目立ってくる。250ccはツインとしても排気量が小さすぎると思う。そう考えると250ccクラスで一番魅力的に感じるのはシングルなんだよね、SRXやGoose 250のようなスポーツバイクをリリースしてくれると嬉しいんだけどね。