自動運転2019年09月23日 23時40分41秒

EUNOS ROADSTER
名だたる自動車メーカーやIT企業が自動運転の実用化に取り組んでいるけど、個人的にはアプローチを変えないと当分の間自動運転は実用化できないように思う。技術的なブレークスルーで近年大幅に進化を遂げたAI技術だけど、いくらサンプル数を増やしてコンピュータに学習させたところで人間の脳を代替するような判断ができるとは思えないんだよね。信号機の状態や道路状況、あと車同士の通信システムの実装など、交通システム全体として自動運転に取り組む必要があると思う。

少なくとも既存の道路をコンベンショナルなクルマと混在して走行することの出来る自動運転が簡単に実現できるとは思えない。今話題になっているニッサンのプロパイロット2とやらも、まだSAE自動化レベル2相当。高速道路・自動車専用道路の複数車線での限定的な使用に限られ、ハンズオフ機能もドライバーが全責任を負うという仕様。自動運転と呼ぶにはまだまだ発展途上といわざるを得ない。

もし自動運転機能が実現されたとして、万が一事故を興してしまった場合、その発生頻度がニンゲンの運転と同等であっても社会からは許容されない可能性が高い。例えば前の車が急ブレーキを踏んで自動運転車両が追突したとしたら、仮にニンゲンがハンドルを握っていても追突を免れないような状況であっても、自動運転車両の安全性が問われると思う。自動運転を普及させるには人間の運転を明らかに超える信頼性を実現する必要があって、その為には前を走行する車両との通信による情報共有は不可欠だと思う。

信号機の状態や道路状況などが通信で得られる環境を整備し、通信機能を持った車両のみ走行を認め、道路管理システムと個々の車両が強調して動作するシステムを構築するのが自動運転への近道だと思うんだよね。電気自動車の普及よりも一般道での自動運転の実用化はハードルが高いと思う。俺が生きてるうちに実用化されるとうれしいんだけど、どうだろうね (^^)