幸福論2021年03月08日 22時27分27秒

EUNOS ROADSTER
この記事面白かった。この記事をきっかけに落語が聞いてみたいと思えるくらい、個人的に惹かれる内容だった。落語ってただ笑えるだけじゃなくて、奥が深いんだね。そりゃそうか、江戸時代の話が令和の現代でも通用するんだから、単なる笑い話ぢゃそういう訳はいかないもんね。俺は自己啓発本みたいなのが大嫌いなんだけど、きっとそれは他人の価値観を押し付けられるような感じが嫌なんだろうね。

幸福の基準って考え方も面白い。世の中の金持ち、特に成金は不幸になる人が多いように感じるけど、この考え方で説明が付いちゃうんだよね。他人と比べるのは良くないって言われるけど、この落語はその究極の例えだと思う。このライターの文章力も凄いよね、この人のエッセイなら買って読んでみたくなる。

考えてみると俺も色々と日常生活で幸せを感じてるけど、NAロードスターもその一つ。俺はフェラーリよりもランボルギーニよりも、どんなスポーツカーよりもNAロードスターを所有して乗ることの方に幸せを感じる。フェラーリ持ったこと無いけど、それは間違いない。V12エンジンを積む4000万円の最新型フェラーリよりも、テンロク直4エンジンを積む30年前のNA6のほうがいい。

それはNAロードスターを新車で買って以降28年間所有して愛着がある事もあるし、最近特に初代ロードスターが社会的にも名車として認知されてきていることもあるだろうし、メーカーが今も主要パーツを供給したりメンテをやるショップが存在する環境に恵まれている事もあるかもしれない。NAロードスターを取り巻く環境やいろいろな人に支えられて、幸せなクルマ趣味は成立していると思う。当時のカタログの謳い文句「このクルマを手にいれるほんの少しの勇気があればだれもが幸せになる」に偽りはなかった。

幸せになるにはある程度のお金も必要。今のところ幸いにも余裕を持ってNAロードスターを維持できるだけの収入を得られている。これがもしポルシェだったらどうだろうね、俺には経済的に厳しくてNAロードスターほどの幸福感は感じられなかったかもしれないね。NA6は俺の身の丈にあってたんだと思う。俺が将来大金持ちになって、余裕でフェラーリやランボルギーニが所有できるようになる可能性もゼロでは無いけどね(笑)

とにかくNA6を新車で手に入れられてよかった、俺って運がいい (^^)