CRF250Lの最大出力2012年04月18日 22時36分46秒

電気バイク
CRF250Lで検索してみると、いろいろな反応があって面白い。登場を歓迎する声とか、平凡なスペックに落胆の声とか。だけどオフロード車のスペックって当てにならないというか、オンロードモデル以上に乗ってみないといいバイクかどうかなんてわからないと思う。

2007年式のKLX250のスペック上の出力は29ps。乗ってみてびっくり、明らかに21psのFTR223よりも遅くて面白くないと感じた。牙を抜かれた2007年式KLXが元気なかったのも事実だけど、ノーマルでも回せば馬力は上回ってた筈。'97イグナイター化や豚鼻化でパワフルで面白いバイクになってきたけど、低速トルクモリモリのFTRとはエンジン特性が違いすぎて比較することがナンセンスだと感じる。

CRF250Lの最大出力23psは同型エンジンを積むCBR250R (最大出力27ps)よりも少ないけど、何もCBR搭載エンジンの牙を抜いた訳ではない。実用性を重視しトルク重視のエンジン特性に変更した結果、最大出力が少し下がっただけの話。オフロードはもとより、街乗りでもCBRよりCRFの方がいい加速をするのは間違いないと思う。

最高出力のスペックダウンは優れたマルチパーパスモデルとするための賢明な選択だと思うんだよね。重要なのはバランスで、高出力のエンジンを積んだからといって必ずしも面白いバイクになるとは限らない。このエンジンに少々お金をかけても、一握りの最高性能を欲する人たちが満足するようなモトクロッサーに仕上げることはできない事は、誰よりもメーカであるホンダが一番良く分かっている。

確かに車両重量は軽いに越したことはないので、車両重量143kgはちょっと残念。だけどCBRより20kg近くも軽いとも言える訳で、これも乗ってみないことには何とも言えないよね(^^)

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