信号ケーブル2014年12月06日 23時13分11秒

新浦安
学生時代、オーディオに凝っていた。オーディオに興味を持ったのはCDの時代なんだけど、信号はアナログ接続だったし、アンプからスピーカは今もアナログだ。当時興味があったのがケーブル。信号ケーブルにはいろいろとあって、1本数百円のものから1本1万円を越えるものまでいろいろあった。関心はズバリ、ケーブルで音が変わるのかってこと。

そこで日立電線のオーディオケーブルを買った。高純度銅を採用した高級ケーブルで、左右セットで1万円くらいだったと思う。そうそうこれ、LC-OFCカンタム。ケーブルは短い方がいいに違いないと言うことで0.5mを選択。このケーブル、信号の流れ方向が指定されている。銅線に極性なんて無いし、実際逆に繋いでもちゃんと音は出た。使ってみた感想なんだけど、正直違いは分からなかった。

アナログ信号なので、ケーブルの品質が低いと信号は劣化する。高級ケーブルには贅沢なシールド処理が施されていたし、使っても悪い事は何一つ無いと思う。だけどまぁ予想していた通りというか、ちゃんとした500円のケーブルとの音の違いは分からなかった。ケーブル長さが100mもあれば違いそうだけど、せいぜい1mのケーブルで音の違いが分かる人なんて居ないと思う。信号ケーブルにお金をかけるくらいなら、いいスピーカーを買うべきだなって思った25年前。

21世紀の今、音声も映像も信号はディジタル化が進んだ。そんなディジタル信号を伝送するHDMIケーブルにも高級品があるらしい。コレなんて0.5mで6万円超。ディジタル信号なので、アナログ信号のように劣化したりはしない。ノイズの影響を受けないようにシールドは重要だけど、2000円のケーブルで十分対策は施されている。このケーブルを買い求める人は信号ケーブルに一体何を求めてんだろ?(^^;