NB62021年02月08日 23時09分22秒

NA6インテリア
もう31年も前に登場したクルマなのに、新たにこういう記事が書かれるのっていいね。あまり内容の濃い記事では無いけど、NA6乗りとしては嬉しい。

NA6ができるだけ開発費を抑えて作られたのは有名な話だけど、内装デザインにお金を掛けなかったのは良い判断だったと思う。NA6の内装は樹脂製で悪くいうとプラスチッキーだけど、そのお陰で耐久性がすこぶる高い。紫外線を長い年月の間直接浴びていない限りは、30年経ってもダッシュボード周りに割れや変色が見られない頑丈さ。同時期のニッサン車のように、下手にクロスを張って剥がれてみすぼらしくなるよりも全然いい。

それに加えて、今なおメーカの純正ダッシュボートの新品パーツが入手可能。ダッシュボードのような大型部品でも、樹脂むき出しのためか比較的リーズナブル。最初から考えてた訳では無いと思うけど、メーカが純正パーツとして供給を継続する上でもプラスに働いていると思う。30年前のデザインなのに古さを感じさせないインテリア、これはエクステリアデザインと同様に評価されるべき美点だと思う。

話題をこの記事に戻すと、この記事には誤った情報が含まれている。記事の最後の方に「そこで最終型では再び1600シリーズを復活させている。」とある。NA8のモデル末期に1600シリーズが復活したように読めるけど、NA6は1993年にNA8にモデルチェンジして以降、1600エンジン車はラインナップしていない。べつに大してマニアックな話でもなくて、90年代をリアルタイムで経験したスポーツカーファンなら普通に知ってる話。

NBへのモデルチェンジ後に1600が復活(NB6)しているので、著者はそれと混同しているのかもしれない。この方はそれなりに有名な自動車評論家だと思うけど、あまりスポーツカーのことは詳しくないのかな?いずれにせよ、詳しくないなら十分調べもせずに知ったかぶりして記事は書かないほうが良いと思う。