Bimota Tesi2021年02月22日 23時24分44秒

KLX250
ビモータテージといえば、俺が学生時代に発表されたスーパーバイク。フロントフォークを廃してエンジンから延びるフロントアームがステアリングを担うという斬新なデザインで、担当エンジニアが学生時代に温めたアイデアを具現化したという逸話のあるモデル。テージは確かイタリア語で論文という意味で、カリスマエンジニアが自身の卒論を具現化したモデルだったと思う。ビモータのテージしかり、ホンダの楕円ピストンエンジンを搭載したNRしかり、当時は夢のあるスーパースポーツが開発されていた古き良き時代だったと思う。

そんなテージの最新モデルがTesi H2、その名の通りカワサキのフラッグシップ"H2"のパワーユニットを搭載するスーパースポーツモデル。スーパーチャージャーで加給される水冷並列4気筒998ccエンジンは、公道走行可能な市販車としては驚異的な231ps/11500rpm(ラムエア加圧時242ps) 14.4kg-m/11000rpm を発揮する。Tesi H2はクルマでいうところのランボルギーニやフェラーリに相当するモデルだと思う。予想販売価格は850万円とバイクとしてはかなり高価だけど、二輪のスーパーカーに乗れると思えばお値打ちな気がしなくもない。

アルミ削り出しのスイングアームも凄いけど、見た目のどーだ度が高いのはTesi 3Dのほう。存在感抜群のクロモリ製パイプで組まれたスリングアームに、アルミ削り出しのフレーム、とても量販車種とは思えない贅沢な作り。唯一無二の存在とあるけど、ほんとその通り。車両価格は4,980,000円(税抜)とあるけど、これが500万円というのはバーゲンプライスだと思う。このバイクは眺めてるだけで幸せになれそう(^^)