400ccマルチ2022年05月13日 21時57分22秒

KLX250
CB400が絶版。とうとう400ccクラスの直4エンジンを搭載するバイクが国内メーカーから絶滅してしまう模様。 ...つか、CB400って未だに新車が買えたんだね。俺がBandit400買うときにはまだデビューしてなかったけど、CB-1に代わって1992年に発売され、30年もの長きに渡って作り続けられてたロングセラーモデル。てっきり2007年頃の規制で絶版になったと思ってた。よく今まで作り続けてたよね、むしろホンダを誉めるべきか。

俺がバイクに夢中だった80年代後半から90年代前半はレプリカブームの真っただ中だった。水冷Vツインエンジンを積むホンダブロスのような渋いバイクも存在したけど、400ccといえば4気筒が主流だった時代。年々熾烈さを増すパワー競争に一石を投じたカワサキのゼファーも空冷4気筒エンジンを搭載していた。それが30年後の今、まさか新車で買える400ccマルチが一台も無くなるとは。

250ccマルチは1気筒当たりの排気量が小さすぎて、4気筒化のメリットよりもデメリットの方が大きいような気がしてたけど、400ccクラスは明らかに4気筒の方がパワフルで速かった。バイクは趣味の乗り物と言うこともあって、クルマ以上にハイパワーであることに価値を感じてたんだよね。「新型=高性能」、それが当たり前だった。そんな俺が今乗っているのは250ccの単気筒エンジンを積むオフ車、隔世の感とはこのことか。

仮に今400ccクラスの新車を買うとしても4気筒マルチは選択肢に入らないんだから、俺はCB400 の絶版を悲しむ資格はないよーな気もする。日本の市場も俺の趣味も大人になったということなんだろうね、きっと。