不振の理由2022年05月16日 22時27分50秒

フィットのメーターパネル
ホンダフィットが思ったほど売れてなくて、マイチェンでフェイスリフトを計画してるんだそう。個人的には現行フィットのデザインが結構好きなんだよね、少なくとも先代のフィットよりいいと思う。最近の流行りなのかどうか知らんけど、街でよく目にするツリ目やどや顔のミニバンよりフィットの顔の方が256倍いい。我が家のマイカーはフロントグリルのあるフィットクロスターだけど、それは嫁さんの希望で俺はグリルなしの素のフィットが良かった。

不振の理由をデザインのせいにするのは短絡的過ぎる。マイチェンでクロスター以外のグレードにもフロントグリルが与えられるようだけど、これで販売がテコ入れされるとは思えない。不振の理由は主力のe:HEVのセッティングだと思うんだよね。アクセルの踏み込みに応じてエンジンがうなりを上げるあの奇妙なセッティングは違和感アリアリ、マジでイカンと思う。コンパクトカーと言えども買う前には試乗すると思うので、ライバルのアクアやノートと乗り比べたらそりゃ気になるでしょ。

フィットは高いユーティリティ性能という、ライバル勢に対して圧倒的な武器を持っている。ユーティリティ性能の高さは、コンパクトカーを買う人たちにとってデザインの好みを超える訴求力となるハズ。多少デザインが好みじゃなくても、日常生活の足となるコンパクトカーは便利さを優先して選ぶのが普通だからね。それなのにアクアに勝てないのは、試乗でe:HEVのフィーリングの悪さ(違和感)が敬遠されてるとしか考えられない。

現行フィットを売れるクルマに変えるには、エンジンの存在を感じさせないような、電気自動車感を前面に押し出すノートのようなセッティングにする必要があると思う。フィットには高いユーティリティ性能という武器があるので、e:HEVのドライビングフィールさえ良くなればライバルより間違いなく売れるハズ。