EV2024年04月09日 23時42分27秒

ガソリン車
最近よくEV販売失速といった話題を耳にするようになった。日本の都心部は集合住宅が多くバッテリーチャージャーの設置が難しいので、普及に時間が掛かるのは目に見えていたと思うけど、欧米でも補助金の減少などに伴ってEVの販売台数の増加ペースが鈍ってきてるんだそう。

普通に考えると現在のEVがエンジン車並みに数多く売れるとは思えないんだよね。そもそもエンジン車に比べて値段が高い。エンジン車の燃料給油時間に比べてEV車は充電に掛かる時間が長くて、走行可能距離も短い。エンジン車よりもEVは車重が重いので、タイヤにかかる負担も大きく交換サイクルが短くなる。EVはエンジン車よりも値段が高いのに、クルマとしては致命的になりかねない大きなデメリットがあるんだから、右肩上がりで売り上げが伸びる筈がない。

一方でEVはエンジン車よりも静粛性が高くて、力強い加速が味わえる。また車重が重いので、自然と乗り味も重厚になる。値段の高い高級車のカテゴリーでは競争力が高まるので、静粛性など高級感を重視する顧客には受け入れられやすい。テスラが高くても売れてたのは、高級車需要の取り込みに成功したからだと思う。今後もEVの商品力の向上に伴ってEVの普及は進むと思うけど、2035年までにエンジン車全廃みたいな状況にはならないんぢゃないかな。

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