ランエボX2015年04月11日 22時31分31秒

ジョウビタキ(メス)
ランエボXの最終仕様が限定で1000台発売されるんだそう。 ...まだ作ってたんだね、ランエボ。随分と昔のデザインという気がするけど、ランサーの現行型ってまだこのモデルなのかな?そういえばミツビシのクルマって全然分からないね、現行ラインナップがどうなってるのかさっぱり分からん。クルマ好きの俺がそうなんだから、一般的にはミツビシが車作ってることさえ知らない人だっているんぢゃないかと思う。

ランエボってスポーティーカーが失敗する王道を行っていると思う。23年前に登場した初代ランエボは、コンパクトな5ナンバーボディのランサーにハイパフォーマンスエンジンを積んで足回りを固めた4ドアセダンだった。1200kg台の車重にターボで武装したコンパクトな2000cc直列4気筒エンジンの組み合わせは、当時高性能の代名詞だったスカイラインGT-Rの存在価値をも脅かす存在だった。ランタボの再来を予感させる、まさに羊の皮を被った狼だったんだよね。

そんなランエボは23年間の歴史の中で徐々にボディが肥大化し、車重は重くなり、価格は400万円を超えた。他のスポーツモデルよろしくランエボはモデルチェンジをする度に速くはなったようだけど、進化とは逆行するように魅力は褪せていった。個人的に印象に残ってるのはガンダムっぽかったランエボVくらいまでかな。正直まだ作ってたのって感じだよね、少なくとも10年前には既にコンセプトの褪せた古い車になってたと思う。

ランエボXのスペックがまた悲しみを誘う。肥大化したボディは全幅1800mm超。組み合わされるエンジンは最高出力300psを搾り出す2000ccのターボエンジン。最近流行のエコなダウンサイジングターボエンジンではなく、高出力を狙ったエゴ仕様。MT車もラインナップされているんだけど、なんと今どき珍しい5速ミッション。最軽量な5MT仕様でも乾燥重量1530kgという重さも祟ってか、JC08燃費は10.4km/Lとかなり厳しめな数字。このクルマ1000台も売れるのか?

GT-Rはグローバルで通用するぶっ飛んだハイパフォーマンスモデルとなり、ランエボのプアマンズGT-R的な立ち位置も失われてしまった。今見ても初代ランエボのほうが魅力的なパッケージングに見えるから面白い。ランエボの衰退は進化して巨大化して滅びた恐竜に似ている。ファイナルエディションと言えば聞こえがいいけど、ランエボシリーズはこれでおしまい。つまりランエボシリーズのお葬式。