親不知2021年11月30日 22時17分15秒

Captain Stagのフォールディングサイクル
長期出張が始まる前に歯医者に行って虫歯を治したんだけど、そのときに親知らずに虫歯が見つかってた。歯を削ってみないと進行状況は分からないとの事だったんだけど、出発日が迫っていて治療の時間は取れそうになかったんだよね。とりあえずそのまま様子を見る事にして、処置は帰国後に行いましょうという事になった。これは1年2か月前の話。

その親知らずの虫歯がどんどん進行していたようで、1か月半ほどに親知らずの側面に穴が開いてしまった。まだほとんど痛みはないんだけど、冷たい飲み物が少しだけしみるような感覚はあったりもする。ワクチン打ちに緊急帰国した際に歯医者に行っとくべきだったと激しく後悔... 先日頭痛がした際に奥歯付近に痛みを感じたので、これはとても3月の帰国までは持ちそうにないと思い、インドネシアの歯科医に診てもらうことにした。

会社が契約している国際医療コンサルタントに相談したところ、近郊都市にある病院の歯科を紹介され受診。比較的若い女性のドクターで、診療機器も見た感じ日本と大差無い感じ。やはり虫歯は進行していたようで、抜歯か根の治療のどちらにするか判断を求められた。根の治療は最低でも3回通院が必要との事だったので、抜歯を選択。抜歯の方が治療よりも感染症とかにかかるリスクが低いのと、綺麗に生えている上顎の親知らずなので抜歯は比較的簡単というのがその理由。

麻酔は日本のものと同様で歯茎に小さな針で何カ所か局所麻酔が施された。一昔前のように注射針で歯茎に麻酔されるんじゃないかと思ってたので一安心。ギシギシとこねくり回して10分くらいで歯が取れたんだけど、根が折れてしまい歯茎の中に残ってる状態。取れた歯を見ると根が3本あったんだけど、これは折れることが多いらしい。大変だったのはそこからで、根を取り去るのに大苦戦、凄く時間がかかった。

抜歯に要した時間はなんと1時間30分、顎が外れるかと思った。抜歯では無く治療を選んでおくべきだったかと後悔しつつ、今さら後戻りはできないのでドクターを信じてじっと我慢するしかなかった。局所麻酔は切れるのも早く、4回も麻酔をお代わりしてやっと根が取れた。取れた瞬間ドクターは嬉しそうな満面の笑み、喜んで頂けたようで何より(^^;

とりあえず虫歯の親知らずが抜歯できてすっきりした。いつ痛みが始まるか、不安や恐怖心が無くなったのが良かった。1カ月もすれば穴もふさがってくると思うので、これで安心して年も越せそう。親知らずを抜いたのはこれで2本目なんだけど、実はまだ下あごに2本でっかい親知らずを温存してたりもする。50歳過ぎて親知らずの抜歯はリスクが高いらしく、下あごの親知らずは大きくて根も深いというから、この2本は絶対に虫歯にしない覚悟で歯磨きするつもり。

...上の2本もその覚悟で歯磨きしてて玉砕したんだけどね(^^;