リストラ2019年12月06日 23時10分04秒

息子
なんと、26年働いてきた会社から離れることになった。 ...と言ってもこちらから会社を辞める訳では無くて、いわゆる事業売却ってやつ。いま勤めている会社は海外工事で莫大な赤字が発生して財務基盤が大きく毀損してしまい、債務超過を回避する為に資産や事業売却を進めている段階。自分は子会社に転籍して、よその会社に売られていくことになった。「ドナドナドーナードーナー、仔牛を乗~せ~て~」って気分。

実は今年の3月頃、年末までには本社に戻り、経営企画部内のとある室長への就任を打診されていた。それが先日の事業売却後の配属先についての面談の場で、「本社にあなたの受け入れ先はありません」と言われた。はっきり言ってくれてよかったんだよね、もやもやが晴れてすっきりした。それにしてもまさか自分がリストラされる日が来るとはね、世のなかは諸行無常。クビになった訳では無いし、今できることを頑張るだけなんだけど、長年親しんだ会社からの離脱に切ない気持ちになるのも事実。

幸いプラントエンジニアの需要はあるようで、エンジニアリング事業を展開している企業は慢性的な人材不足の問題を抱えているところが少なくない模様。事業を買ってくれる会社があったんだから、まだ幸せな状況なんだよね。受け入れ先は今よりずっと規模の大きな大企業だし。まだあと最低でも10年は働かないといけないけから、腐らずに頑張らないとね。

経営にかかわる機会を失ったのはちょっと残念なんだけど、ビリオンダラープロジェクトのエンジニアリングマネージャを経験させてくれた会社には感謝以外の何もない。恨みつらみは一切無くて、心からそう思う。今の会社にはこの先も非常に厳しい現実が待ち構えているんだけど、事業の売却益を有効に活用して何とか復活を果たして欲しい。

なにはともあれ、自分の人生にとって12/4は忘れられない1日になると思う。後に昔話として笑って話せるようになってるといいな。