Backyard Builder by HRC Eng. 「とあるエンジニアの日常」

NDロードスターは登場から丸9年が経過したというのに、未だにこんな力の入った新しい記事が出てくるのが凄いと思う。NDに試乗した時に思ったんだけど、シートに着座しての第一印象はタイト。NDの室内は明らかにNAよりも狭くて、NAに慣れた身には少し窮屈な感じがした。Aピラーの傾斜角がきつくて、アタマの近くにAピラーが位置しているのもそう感じた原因の一つだと思う。確かにNDロードスターは着るといった感覚に近いかもしれない。

スポーツカーは馬力がある方が偉い、速い方が偉いというのがバブル時代の一般的な評価基準だったし、俺もそう思ってた。俺がNA6に惹かれた理由はコンパクトなボディと完成度の高いデザイン、あとFRのパッケージングと言ったところで、軽さについては正直さほど意識していなかった。というのも当時はCR-Xとかハチロクとかの方がロードスターより軽かったし、コンパクトハッチは800kg台だったと思う。ロードスターも重いとは思わなかったけど、テンロクとしてはまぁ標準的な重量といった印象だった。

それが30年経ってクルマは軒並み大型化。環境対応(ハイブリッドとか)も相まって重量も大幅に増加。NDはNA6に比べて50kg程度重くなってしまってるけど、2024年現在はライバル不在と言っていいほどの軽量モデルとなった。運転して楽しいのは軽いクルマに決まっている。理屈は置いといて、これは乗ってみれば誰でもわかる話。ケータハムとかの変態グルマ(ちなみに最高の誉め言葉、笑)を除いて、世界中探しても今新車で買えるスポーツカーの中で一番軽いのはNDロードスターだと思う。

やっぱNDいいな、欲しいカモ。人生最後のスポーツカーは今も新車で買うことのできるNDにすべきか...　(^^) ←毎晩エリーゼと悩み中