ネットワークでつくる放射能汚染地図2011年05月23日 22時19分48秒

ハイチーズ
福島県内の父母ら650名が文部科学省に20ミリシーベルト基準の撤回を要請」。父母が立ち上がるのは素晴らしいことだと思う。なぜ教育の第一線にいる先生は行動をおこさないのか。教育現場で何が重要かの優先順位さえも分からない人間が教壇に立っているとは思いたくないし、そのような人は教壇に立つ資格はないと思う。

NHK教育テレビで放送された番組、「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」が大きな反響を呼んでいる。俺はまだ観ていないが、かなり衝撃的な内容らしい。

番組は事故後から専門家が独自に福島県の調査をした様子を追ったドキュメンタリーで、これまでの政府の発表をくつがえす衝撃の内容らしい。5月28日(土)午後3時から教育テレビで再放送があるので観ていない人は要チェック。

少なくともNHKが事故後すぐに福島に入り、原発事故被害に着目してカメラを回し続けていた事を評価したい。これこそがマスコミの役割であり、あるべき姿の一つだと思ふ。民放各局はどこも視聴率の為に面白くもないバラエティばかりを放送しているけど、全く情けないと思う。

何も知らされず、防ぐことが出来たかもしれない被爆をしてしまった子供がいると思うととても切なくなる。少しでも被曝を減らすためには、放出された放射性物質が多く滞留していた初期の対応が重要。政府は避難が可能な人、特に乳幼児、妊婦、子供を優先して一時的に被災地から疎開させるべきだった。

東京にも政府発表を大幅に上回る放射性物質が降り注いでいたという。当初から感じていた事だが、政府の対応はあまりにも非論理的で信用できない。日本国の政府が国民の安全を軽視しているのはもはや疑いのない事実。

政府の危機管理能力の低さが露呈し、それとは逆に日本人の高潔さが世界の国々から賞賛された今回の震災。被曝による健康被害に苦しむ人が一人でも少なくてすむよう願ってやまない。