S6602015年03月26日 23時49分26秒

菜花
S660(開発コード: ゆるスポ、笑)がお披露目されたらしい。袖ヶ浦フォレストレースウェイでマスメディア向けの試乗会が開かれたとの事で、続々とプロトタイプモデルの試乗インプレッションが公開されている。まだ主要スペックは公表されていないらしく、正式な発表は3月30日にあるらしい。なんかロードスターの陰に隠れてしまっている感はあるけど、ユーザは被ってないと思うのできっと盛り上がってる人がニポン全国にたくさんいるハズ。

デザインはカッコいいと思う。「軽自動車とは思えない」という表現は失礼だと思うほど、エクステリアデザインの完成度は高い。東京モーターショーで見たS660コンセプトの迫力は薄れたものの、十分スポーツカーとしてカッコいい。インテリアは狭く質感もそれなりのようだけど、NA6の内装よりは質感高そう(笑)。カラーはイエローがカッコイイね、ビートの再来みたいなところも○。水色のカラーは俺はあまり好きじゃないね、S660にはあまり似合っていないと思う。

辛口批評の国沢光宏氏がハイテンションで凄く楽しそうにハンドルを握っているではないの。流石にパワー感は乏しいようだけど、ステアリングフィールを絶賛している。結構にやけてるところをみると、本当に楽しい様子。

見てて残念な感じがしたのがキャンバス製のルーフトップ。高級感がないというか、そもそも完成度が低そうな感じがした。ソフトトップにする必然性も感じないので、カプチーノみたくメタルハードトップにした方が良かったと思う。ハードトップの方が耐久性も静粛性もあるし、質感も高くなりそう。オプションでもいいからハードトップルーフを出したほうがいいんぢゃないかな、きっとニーズは高いと思う。

キャンバストップはフロントのトランクに収まるんだけど、ルーフを収めるとトランクは一杯になる。他に収納スペースは無いらしく、これは流石にどうかと思う。ルーフを開けていなくても、トランクルーム小さすぎ。旅行には行けなくてもいいと思うけど、これだと買い物にも行けない。アルファ4Cやエリーゼのようなパッケージングで収納が無いならまだしも、動力性能には軽自動車枠という制限を掛けながら収納性のみプレミアムスポーツ並みってのは受け入れられないんぢゃないかな。

どのインプレッションも「軽自動車とは思えない」って表現が目立つんだけど、一般人が気になってるのはコペンやアルトターボRSと比べてどうなのってトコロだと思う。やっぱS660の残念ポイントは普通車並みになってしまった車重。軽自動車のコンパクトボディで800kg台って残念だよね、車体剛性を落としてでも車重は700kg台中盤くらいには抑えて欲しかった。