レベル72011年04月12日 23時35分42秒

20:00pm
福島第一原発事故の国際原子力事象評価尺度の暫定評価がチェルノブイリと同じ「レベル7」に引き上げられた。当初の発表はレベル4、その後スリーマイル島原発事故と同じレベル5に引き上げられたけど、どう見ても福島第一原発のほうが深刻。それがいきなりのレベル7、幾らなんでもお粗末すぎ。

チェルノブイリと同レベルにランクされるほど大量の放射性物質が放出されたと言うのに、政府はこれまで「安全」を繰り返し強調してきた。安全な訳がないではないか。もしかして放射線障害の確率的影響を調査したいが為に国民を危険な場所に留めたのではと邪推してしまう。

原発事故発生から1ヶ月経ち、突然飯館村が計画的避難区域に指定された。幾らなんでも遅すぎる。大量の放射線と放射性物質が降り注いだのは2号基の爆発があった3/15以降の数日間がもっとも深刻だった筈で、一ヶ月も経ってから住民の避難を決めた政府の方針は理解できない。

飯館村の住民は線量計を身に付けていないので実際の被曝量は分からない。以前20μSv/hという報道された飯館村の大気中の測定値を使って1ヵ月後の被曝線量を15mSvと計算していた。今は数μSv/hに下がっているようだけど、ピーク時の高い線量や地形・気象条件などを考慮すると、外部被曝に限定してもこの程度は被爆している可能性が高いと思う。

それに加えて呼吸や放射性物質に汚染された水や食物の摂取による内部被曝を考えると、この1ヶ月で30mSvは被曝したと考えるべきだと思う。大気中の放射線測定値は下がってきたと言っても、飯館村のそれはまだ非常に高いレベルにある。土壌汚染も深刻化しているし、今すぐにでも避難すべきである事は間違いない。

報道ステーションに飯館村に住む一家が紹介されていた。小学生低学年と思われる子供が映っていて、この1ヶ月の間必要のない被爆を強いられてきたか思うと悲しくなった。ほとんどの住民は福島第一原発で事故処理をしている作業者ではなく、個人の意思とは関係なく被曝を強いられてきた人々。また線量計も身につけておらず、被曝線量も管理されていない。

今この瞬間も飯館村に住む幼児や妊婦が居るかと思うと心が痛む。